FIA WORLD ENDURANCE CHAMPION FUJI 2018
2018/10/13-14
 先週の鈴鹿のF1に続いて富士にWECを見に来た。実は富士スピードウェイに来るのは初めてだ。F1とは違ってパドックパスを自腹購入し、富士での2日間を満喫した。今回はアロンソが出場するし、バトンもフィジケラもいるので、またとない機会と思っての2周続いたレース観戦となった。初めてきた感想は、やっぱり富士のストレートが長いこと。鈴鹿の800mに対して、富士は1475mと圧倒している。それと箱根の山や富士山に囲まれた風光明媚な場所だということ。サーキットの周りを道路が囲み、その周りに駐車場が配置されていて、しかもその道路は一方通行となっている。鈴鹿のような帰りの大渋滞が発生しにくい作りになっている。そこにはシャトルバスが走っていて、無料でサーキットの各場所に行くことができる。メインスタンド以外は自由席になっていて、芝生の上にテントを張ったり、まったりと観戦できるようになっている。思えば鈴鹿も最初は指定席が少なかったが、どんどん増えていって、自由席が少なくなってしまった。鈴鹿と比較してここにこういう席を作ればと考えたりしたが、おそらく、今のままの方が自由に色々なところに出入りできて良いのかもしれない。

 WEC JAPAN
決勝の朝、富士山の冠雪が少し見えた 1コーナー出口側
アドバンスコーナーの先に箱根の山 ルマンで優勝したマシン
TS010(1991) 90C-V(1990)
中嶋一貴使用ヘルメット 2108ルマントロフィー
ピットウォーク ペースカーはポルシェ
 耐久レースでは予選はそんなに重要ではないが、レーサーの血が騒ぐのか、やっぱり本気モードで走っていた。中でもアロンソは気合の入れ方が違う。7号車が予選トップのタイムを記録したが、ピットレーンの速度違反でLMP1クラス最後尾となり、ポールポジションは8号車となった。決勝は雨が時々降り出す不安定な天気となり、タイヤの選択と交換時期で差がついた。なかでも8号車でスタートを受け持ったアロンソが2位に1分以上の差をつけるも、タイヤバーストによりコースにデブリが散乱し、ペースカーが入り、差がなくなり、7号車にトップを奪われる展開となった。トヨタの2台が事実上、独走状態となり、見せ場のないレースとなってしまった。
グランドスタンド前 ルマン形式のスタートのための整列

   
岡本 知高の国歌斉唱 オープニングイベントで
小型ジェットエンジンで飛行 動画を見てください

スタートしてまもなくペースカー

タイヤがバーストして散らばる
LMP1クラス、日の丸に君が代 トヨタチームの喜びが爆発
LMP2クラス、中国の国旗 LMGTE-PRO、ポルシェが優勝
LMGTE-AMA、同じくポルシェが優勝 LMGTE-AMA2位、星野敏57歳、オッサンの星
サインを求めて長蛇の列ができた フェルナンド・アロンソのシャンパンファイト

 トヨタの7,8号車によるワンツーフィニッシュ。モーターレースで日の丸が中央で上がり、君が代が流れることはまずない。F1では無理なことだろう。たいへん誇らしいことだった。アロンソのシャンパンファイトと喜ぶ姿を見ることができただけでも来たかいがあった。土曜日にアロンソにサインをもらうために3時間並んだが、あまりの人気でもらうことができなかった。LMP1クラスからポルシェとプジョーが撤退して、見どころの少ないレースとなってしまったが、これだけの観客が訪れたのは、アロンソとバトンのおかげだと思う。でも正直に言って、レースとしては面白みが足らない。

ジェンソン・バトン バトンの乗る11号車
フィジケラはアマクラスの出場、他を圧倒していた フィジケラファンクラブは息が長い

レース結果

動画:空飛ぶ人間1

動画:空飛ぶ人間2

動画:決勝スタート1

動画:決勝スタート2

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